Double Persondlity

その日の昼休み。
朱里は同僚の女性と
食事をしていた。



「実は水曜日に飲み会があるんですけど朱里さん行きませんか?」



でも朱里は黙ったまま
何も答えない。



「………」



「どうしても朱里さんに会いたいっていう人がいて紹介して欲しいって言われちゃってどうですか?」



「………」



「朱里さん?」



やっと気付いた朱里は
適当に返事をする。



「え?うん」



「良かった。じゃ場所とか決まったら教えますね」