Double Persondlity

(「ここが夜月くんの住んでるマンション?部屋は何階だろう?」)



朱里は入口にある
メールボックスを確認して
名田という苗字を探し始める。



数が多いけどそんな事は
朱里にはどうでもよく
とにかく早く見つけて
部屋ナンバーを確認したかった。




その時、やっと名田の苗字を見つける事が出来た。



(「あった」)



朱里は思わず笑みが零れる。