「こ…来ないで……これ以上近付かないで」 聞いただけで分かるくらい 声に張りがなく 身体が震え出している。 「アリス?」 この状況を理解出来ない朱里は 有寿がなぜあんな風に夜月の事を恐れているのか分からなかった。