Double Persondlity

バタンっと部屋のドアが閉まり
有寿は夜月を避ける様に
壁の方へ行く。



「どうして話があるのにまたこんな所なの?」



「別にどこだっていいだろ」



夜月が有寿を連れて来た場所は
ホテルだった。



「よくない…帰してよ」



「………」



夜月が鋭い目が帰さないと
言っているように見えて
有寿は恐くなってきた。