「あっごめん。電話鳴ってるみたい」


夜月が座っていた
すぐ側のカウンター席に
座っていた
女二人組の一人が言い
携帯電話を手に取る。



「もしもし……アリス?どうしたの?」



女は楽しそうに
相手と話をしていた。



「仕事休みなの?珍しいね。うんいいよ。それじゃ」