いくら待っても何事もない。 小林は合図を送り 助手の北野にビデオカメラを 止めさせようとしたその時 気怠そうな 名田の声がした。 「誰だ、俺を呼んだ奴は…」 驚き、小林は ゆっくり振り返り 名田を見る。