チャーリーズエンゼルパイ




『緊急事態発生!只今施設内に不審な潜入者が潜伏中!直ちに捕獲せよ!』


「あっ!これシチロー達だよ!」


「見張りに見つかったんだわ、あの二人!」


これはトランプなどしている場合では無いと、急いで部屋の外へ出る子豚とひろき。


その二人の目に映ったのは、十数人の見張りに追い回されて必死に廊下を駆け回るシチローとかおりの姿だった。


「おい!例の娘も一緒だぞ!絶対に逃がすんじゃないぞ~っ!」


「ハァ、ハァ……君、なかなか有名人みたいだね……みんな…君の…顔見たとたん…血相変えて…追いかけてきたけど……」


「やっぱり…かわいい女の子は…どこに行っても…モテるのよね……」


「なんだそれ……」


あの豪華な部屋といい、見張りのかおりに対する気にかけ方といい、このかおりには何か秘密がありそうだ……


しかし、今はそれを詮索している余裕は無い。


とにかく、かおりを連れてこの施設から逃げ出す事が先決である。