【ホラコン】エキゾチック・ジャパン!

基本的に犬鳴峠ってとこには何も無い。

たっぷり10年は放置された廃工場と壊れかけて不規則に点灯する街灯…鳥達の怯えた鳴き声と晴れてても落ちて来る水滴

ただそれだけだ。

そして急勾配でトンネルに向かう峠のくたびれたガードレールの向こうには…鉄屑に変わり果てた車が何台も転がっているだけ

ちっとも怖くない。

要はセンスが無い場所だ。

その典型が峠の中程にあるトンネル

仕上げを面一にしてないせいかデコボコで外の天気に関わりなく水滴が滴り落ちる。

そして壁面のデコボコは、今まさに刺し殺される女にも見えるらしい…

まぁ人それぞれの受け取り方の問題だが…