「え!?合コン!?」




朝学校に行くなり奈々がお願いをしてきた。




「いや、合コンってゆーか…私の好きな人に会うのに付き合ってほしいってゆーか…」




長いストレートの髪を指でくるくるしながら頬を赤くして言う奈々。




…お前誰だよ。



いや、可愛いけどさ…。





「一生のお願いっ!私1人じゃ絶対無理!緊張してなんも話せないもん!」




悩んだ末、私は奈々のお願いを受け入れることにした。




友達の恋は応援したいしね。



どんなヤツか見てみたいし。





「でもさ…私いたら邪魔じゃない?てか3人って気まずいでしょ。」




「あっ。それは大丈夫!拓斗くんが友達連れてくるから!」




え、それって…


もとから私行く設定になってたのか…。




いやまぁ…もういいけど。



てか拓斗くんっていうんだ。