天才男と馬鹿女




「あっ‥」


なんと、さっきの男が

あたしの家にいたのだ。

あたし以上に、この男も

驚いている。

まあ無理もないけど‥



「は、は?え、何?」



全くと言っていいほど状況が

掴めてないあたしにママが

平然とした様子で言う。



「あら、ひなお帰り」



「お‥お帰りじゃないよ!

何よその男!何でうちに‥」



「原田洋平さんよ。

今日からあなたの家庭教師」







‥はい?