天才男と馬鹿女




いきなりその男は、あたしを

ベッドに押し倒して言った



「‥お前のその勉強嫌い

俺が完璧に克服してやるよ」



低くて、甘い声

顔が近すぎて‥



「プッ‥顔真っ赤だけど?」



「うっ、うっせーなオッサン!」



あたしはその男を押し退けて

部屋を出てリビングにおりた。