「他のことなんか考えないで、俺だけに溺れろよ…」 抱きしめられながら、耳元で言われる。 考えなくてもいい…の? いやだめだと思うけど。 まぁ、先生がいいって言ってるし、いいか。 「先生…好き。」 「ん。知ってる。」 そういうと耳を甘噛みされた。 「……あぁっ…」 勝手に声が出る。 「え、何?感じちゃった?」 そうニヤッと笑いながら言われる。 「ちがっ!そんなこっ…」 とない!っていう言葉は、言えず。 あたしが先生にキスされてるってことを理解できたのは、結構たってから……。