「まさかこんなに早く事が動くとは…。あなたのお父様の行動は、賢明だったようだ」 父さん、行動…? 「私がここに来た本当の理由…。華凛さまのお父様の現状、そして華凛さまの置かれている状況…全て、お話しします。」 顔にかかった綺麗な金髪の隙間から見える左目は、少し哀しそうだった。 何かが、変わっていく。 あたしの人生の歯車が… NEXT.翡翠side