「…おや、何の真似ですか」 「あれ、おかしいなあ…てっきり女の子一人暮らしだと思ってたのに」 何か変な会話が聞こえる。 宅配便のはずだけど、だとしたらハンコ押して… そうだ、ハンコないのかも。 その時のあたしは、こんな呑気なことを思っていた。 でも、このあとあたしは知ることになる まさか、翡翠さんがボディガードに来たのに本当は別の理由があったなんて…。