「熱は引きましたか」 彼はあたしを覗き込むようにしておでこに手を当てる。 ―翡翠さん、顔近いってば! 「あああのだだだいじょうぶです!!」 「まだ顔が赤いですね…お腹がお空きでしょう、お粥を作ったのでよければ召し上がってください」 調子狂う…。 とりあえず今日は素直に甘えようかな。