うっすらと目を開けるー…

まだ外は暗い。


「あ…れ、今何時…」

起き上がろうとした。そしたら、なんだか脚が重い-


「ひっ!」


翡翠さんっっ!


「ど、どどどどうして…」


翡翠さんがベッドに寄り掛かって爆睡していた。


起き上がる気配ないし


ずっと居てくれてたんだ…


暑くないし、熱も退いたみたい。

「まだ3時、か」

いつから寝てたのかはわからないけど、この人は、仕事を放り出して看病してくれていたのだろうか。

何か掛けてあげたくても

布団からは出れそうにないし…。



ふと、綺麗な金髪が目に入る。

ちょっとくらい触ってもいいかな





…サラサラだ…。