急に頭にかけられていた力が消えた 私は押さえられていた力が何故消えたのかという事よりも 上から聞こえる声に意識が向いた その声は金髪の人より低くて、あまりにも怖くて顔を見るのを戸惑うほどの恐ろしく冷たい声だった 「……何してんだ?」 誰も何も言わない というか、言えない の方が正しいのか 急に周りの人達が頭を下げて道を作り出した すると奥からヘルメットを被ってる人が近付いてきた