2時間ほどたって私は帰ろうと立ち上がった。
その時不意に男がきた。
「まだ、居たんだ。」
「今帰ろうとした所です、あなたリト。さん?」
「あぁ、ホームページみたのね、そうだよー。」
何故か男は荷物が増えている様な気がした。
「なんか、差し入れ貰っちゃってさ。あ、そうだ、よかったら、次回のライヴ来てよ、無料だし。」
「え。」
「駅前の所だからさ。あ、詳しくはそのホームページのブログの所のメールボックスにメールしてよ。」
「はぁ…。」
「んじゃ」
男はまた消え行った。
ライヴか…
考えておこう。
そして、私は家に帰った。
