リンゴ飴より甘い恋

ハニカミながら質問してきた梓君。

「いいよ、私だって
梓君のこと勝手に名前で呼んでるからさ(笑)」

そういうと、少し恥ずかしそうに、
小声だったけど、

『林瑚……///』

って言ったのが微かに聞こえてきた。




「林瑚、おはよ―♪」

「あ、おはよう、宇美。」

「昨日はありがとね、すごくおいしかったよ!
また食べたいから
作ってね♪」

「うん、もちろん!
また来てね♪」

「行くに決まってんじゃん―♪」

「おはよう、宇美。
……林瑚///」

「おはよう、梓君。」

「なに朝から赤くなってんのよ梓。」

「ば、ばーか!
べ、別に赤くなんかなってねぇーよ。
暑い…からじゃね?」