「まだ…
実はいつまでいるかは決めていないんだ。
でもとりあえず、
3年間はあっちで暮らすつもりでいるよ。」

「3…年、間…」

お兄ちゃんの口から出た数字は、

思った以上に大きかった。

「でも、たまには日本へ帰ってくるよ。

だから、安心しなさい。
俺なら、大丈夫だから。」

そうだよ…
大丈夫だよ。
永遠に、別れるわけじゃないんだから……。

「頑張って、ね…(笑)」

「林瑚……」

「お土産、期待してるからね♪」

そういうと………

「あぁ。」

お兄ちゃんは、
優しく私を抱きしめてくれた。