エージェント






馬鹿みたいに2年分の思いを吐き出し、気づけば時刻はもう夜になっていた。


お互いの体力の底なしさを感じた…。
流石に明日は筋肉痛だろう。




「それで、なんで朔羅はこっちに来れたの?」

「それはーーー」



朔羅から聞いた赤羽と本城とのこと。

わたしが子育てに勤しんでた間、朔羅も動いてたんだと思った。




「ねぇ、赤羽光希さん」

「なに」

「俺、あんたのこと好きなんだけど」

「うん」

「あの時の告白は、有効ですか?」

「ーーーうん」




わたしは、あの時のからずっと、


朔羅が大好きだよ。







「明日はデート行こうか」

「でも、未散が…」

「未散も連れて、家族デートな?」

「うん」

「ーーーだから今夜は、まだ独り占めさせて」