「ーーー大事な娘と、孫だ。危険に晒すようなことがないなら、それでいい」
「ありがとうございます」
ーーーーはい?
「ちょっと、意味わからないんだけど!」
「ミツ、お前は災難や…」
「はぁ!?」
「この男に捕まったばっかりに…」
「だからなんなのよ!!」
わたしの知らないところで、話が進みすぎている!
意味がわからない!!
「今からコイツ、借りていいですか?」
「お前、ミツをコイツ呼ばわりっ…」
「よかろう。未散は希子が今夜預かる」
「親父っ!」
「ありがとうございますっ…と」
「ちょっ…朔羅!?」
朔羅に腕をひっぱられ、強制的に立たされる。
いや、まてまてまて。
「暴れんなよ」
だから、待てよっ!!



