わたしが動かない事で、より一層に本城 源も宝さんも、警戒心を強める。
「ーー復讐って言ったよな。あんた、その女にどんな恨みがあるんだよ」
唯一冷静だったのは、朔羅。
この女とは冷め切ってる関係だからか。
「ーーー昔、この東の街で、ある女が自分の男を寝取られただとほざいて、かなり大きい騒動を起こしたことがあった。
最終的には組を使ってまでも騒動を起こし、大問題となっていた」
そこまで話すと本城 源、そして本城麗子の目が開く。
その騒動を知ってる本城の組員もざわつき始めたが、宝さんと朔羅は流石に知らないという表情。
「組の内部だけにおさめておけばよかったんだ。ただそれが街中で起こった。
ーーーそして、その騒動に巻き込まれた一般女性がいた。
その人は、腹部に大怪我、全治2ヶ月。
それだけでは済まず、それ以降、東の街はおろか、外へ出ることすら恐怖となってしまった」



