クリスマスも、お正月も過ぎて行き、気がつけば自宅謹慎になってから2ヶ月が経っていた。


その日は体調悪くて部屋にこもっていた。



「みーつきさーーん!!」



部屋にいてもわかる、わたしを呼ぶこの声。



「入っていいっすか!?」

「いいから、うるさい…」

「はいっ!」


必要な連絡は取り合ってたけれど、会うのは久しぶりのセーヤ。
ここに来たってことは、謹慎処分が解けたな…。



「いつ謹慎解けたんだよ…」

「年末までやったんですけど、親父に高校最後のテストまではケジメとして行ったらあかん言われて、我慢してました!」

「で、結果は?」

「無事、卒業できそうです!」


つまりはテストの結果は良かったといたことか。

どうせこいつのことだ。
わたしの下につくために何としても卒業しなければいけないから頑張ったんだろう。