「はは、意味わかんねぇ」
朔羅の言ったことは間違いない。
わたしは敵で、宝さんとも繋がった。
阿部コウキが妹尾コウキであることも間違いない。
でも、本当のわたしは、どこ?
「朔羅が好き」
わたしはそういうと、朔羅にキスをした。
「おま、」
「んっ…」
側から見たら、裸の女が年下の男の子を襲っている状態。
「どうなってもしらねぇぞっ…」
朔羅は着ていた洋服を脱ぐと、そのまま二人でベッドに倒れこむ。
お互いに抱き合い、キスをする。
ただそれだけなのに、やっぱり朔羅のキスは気持ちいい。
次第に朔羅のキスが下へおりていく。
首筋。
胸元。
お腹。
そして中へと。
「はぁっ」
舌で刺激され、体がより弓のようになる。
音が静かな空間に、響き渡る。



