エージェント





絶え間なく続く律動。

ひとつひとつの動きに感じてしまう体。


そもそも媚薬なんていらない。
わたしは朔羅に触れるだけで、おかしくなりそうなんだから。



「あっ、あっ」


うつ伏せにされ、お尻だけを突き出し、動物の本能のように欲しがる。



「オネーサン、やっぱりエロいね」

「あっ」

「勝手にいなくなったんだ。その分のお詫びはいただく必要あるでしょ」

「んっ」




与え続けられる刺激に、頭が真っ白になりっぱなし。
もう抵抗なんてする事も出来ないし、そんな力だって残っていない。


女の部分のわたしは、弱い。




「さくらっ…」

「…名前呼ぶなって、」

「やだ、」

「おまえっ…」

「やだっ…!!」



一瞬の隙をついて、今度は彼を押し倒す。