エージェント






朔羅に担ぎ上げられ、どこからか取り出した鍵で校舎の中へとはいる。
行き着く先は、生徒会室。




「きゃっ…」


ベッドへ投げられると、またさっきと同じようにわたしの上に跨る。



「まさか、西の人間だったなんて。あんたの事だから、西に何かあればこっちに来ると思ってたけど、マジで来るとは思わなかった」

「朔羅っ…」

「妹尾コウキだっけ?探すの大変だったよ。わざわざ親父にまで頼み込んだんだけど、親父もラッキーと思ってるんじゃない?
まさか九州の妹尾組の女を見つけたんだから」

「さく…」

「俺より年上じゃん。ハタチだって?高校生は楽しかった?」

「さ……」

「しかも兄貴ともヤってたんだ。どうなの。本城の息子二人に抱かれた気持ちは?」

「っ……」