「ーーーーーえ?」

「なんでもあらへん。はよ休み」






セーヤにも、銀にも、何もするなと言われて大人しく仕事を淡々とこなす日々が続いた。



だけどわたしが恐れていたことは、すぐ起きてしまった。




「セーヤっ!出てこい!!」


エージェントの溜まり場で大声をあげる。


「光希さん、来るの早いっすよ」

「うるさい。状況は」

「銀さんに連絡したんすけど、西の最東端の奴等が狙われたっすね」

「怪我人は?」

「重傷者は今のところはなしです」

「よく大丈夫だったな」

「一応チームのトップの奴には東の侵入の可能性があることは伝えてたんでなんとか。場所が場所なだけに信頼できるチーム配置してあったのが良かったっす…」

「ああ。

ーーただ、ガキどもがでしゃばりすぎだ」