甘い香りの、同居人。











当分学校これないかも……。





普段動揺することが少ない私でも
さすがに動揺してしまう。




やっぱり女子の嫉妬は怖い。




「どうした?」


扉の横の壁に寄りかかっている先輩が、


正面にいる私に向かって問いかけた。






「別に...。」




声が震えないように、

必死でこらえる。