甘い香りの、同居人。











さっきから疑問だったけど...




「美海ちゃん、先輩の知り合いなの?」



「うん、私と浩希はむかぁしからの...」





美海ちゃんが私に
説明してくれてるにも関わらず、





先輩は私の手首を思いきり掴んで



「ちょっと来い」




そういって、



ムリヤリ私を引っ張り、



「先生ちょっとこいつ具合悪いみたいだから、保健室連れてくわ。」


「おぉ、そうか、早く戻って来いよなー」




先生をごまかし...
保健室へと連れ込んだ。






女子たちの悲鳴を後にして。





視聴覚室に残された美海ちゃんは



小さな声で呟いた。








「絶対...許さない。」