甘い香りの、同居人。











「仁奈?...」



意識が吹っ飛んでいる私に
先輩は顔を近づけてきた。




「これ超おいしかったぁっ、また作ってよ」



私は先輩の言葉にハッとなって、
笑顔を見せて先輩に空っぽのお皿を手渡した。




ダメじゃん。
全然ごまかせてない...。




「仁奈お前...」


「さってと。着替えなきゃ」




先輩の言葉を遮って、
椅子から思いきり立ち上がった。