無理だよ。 家に入るのも...。 先輩とキスするのだって……。 目を泳がせている私に対して、 先輩の秒刻みは 冷静に、刻一刻と進んでいき... 「にぃ...いち......ゼロ」 先輩の『ゼロ』と同時に私は、 バックで顔を隠し、 その場にしゃがみこんだ。