なにがどうなってるのか。 「意味分かんないよ先輩......」 「うっさい」 先輩ってもっと 爽やかで優しくて控え目で、 奥手な人だと思ってたけど…。 「ほら。入れ」 「い...いやです!」 先輩は今まで掴んでいた私の手首を開放して、 家の前で私をほっぽりだした。 「入らねーと、キスする。」 「はぁ?」 まさか。 奥手だと思っていた先輩が、 こんなにも強引な人だったなんて。