あたしは荷物をボストンバックに纏め、紙に文字を滑らしていく。 ――――ビーフカレーの、レシピ。 彼が、一番好きだと言った料理。 それともう一枚の紙をテーブルに置くと、 あたしは彼の家から静かに出ていった。