それでも、君じゃなきゃダメなんだ






「ありがと乃愛っ…あたし、行ってくる!」





あたしは勢い良く教室を飛び出し、彼がいるであろう―――…屋上に向かった。





「ひびきっ…!」





バンッと音を立てながら、屋上の扉が開く。





「………寝て、る…?」





目の前には、仰向けになり頭に雑誌を乗せて寝ている響の姿。





「……ごめんね、響…」





響が寝ているのをいいことに、あたしの涙はまたも崩壊した。