それでも、君じゃなきゃダメなんだ






「ひな!?冷やすもの持ってくるから、待っててね」





あたしの顔を見て驚いたお母さんは、何も聞かずに冷やすものを持ってきてくれた。





「……ありがと、お母さん。行ってくるね」





「もう行くの?行ってらっしゃい、気を付けてね」





「行ってますっ」





それからというもの、あたしは徹底的に響を避けた。





朝も会わないように早く行くようにしてるし、下校だって誰より先に帰る。