「うう―――…」 「早くしろよ。放ってくぞ」 「やだ、待って!」 急いで机の横にかけていた鞄を取り、響のブレザーの裾を掴んだ。 「………歩きにくい」 「やだ、だめ!お願いっ」 あたしがブレザーの裾を掴んでいるのが気に食わないらしく、あたしの手を引き剥がそうとする。