超イケメン☆ホストクラブ

私の右手側に銀河が座り、その隣には足を組んでどっかりと流星が座り込んでいた。

「よろしく」

私が返すと、天馬が左隣に座った。

「ようこそ、理沙。超イケメン☆ホストクラブへ」

最後に声をかけてきたのは、私が電話をした際に応対した人だとわかった。

肩を過ぎる長めのストレートの黒髪に、縁なしのメガネをかけていて、メガネの奥には切れ長の涼しげな目が光っていた。

「お電話では、失礼をしました……」

形の良い薄めの唇が動いて、低いながらも濁らないとてもいい声を発した。

その声に聞き惚れそうになって、

「ああ、いえ……」

と、手を振って否定をする。