短い沈黙のあと、
「なぁ…」
と、呼びかけられて、
「なに…銀河…」
と、顔を上げた。
「ひとつだけ聞かせてほしい……」
「うん…」と、うなずく。
「……。……俺の過去の話とか聞いて、
おまえは、俺を見る目が変わったりしなかったのかよ……」
いつもの強気さもなく、そう心もとなげに聞いてくる銀河に、
「ううん…」
と、首を横に振った。
「……変わったりなんかしなかったよ…。
だけど、銀河の気もちが痛いくらいにわかって……切なかった…」
こぼれた涙を指で拭われ、両腕でそっと包み込まれるように、体を抱き寄せられた。
「なぁ…」
と、呼びかけられて、
「なに…銀河…」
と、顔を上げた。
「ひとつだけ聞かせてほしい……」
「うん…」と、うなずく。
「……。……俺の過去の話とか聞いて、
おまえは、俺を見る目が変わったりしなかったのかよ……」
いつもの強気さもなく、そう心もとなげに聞いてくる銀河に、
「ううん…」
と、首を横に振った。
「……変わったりなんかしなかったよ…。
だけど、銀河の気もちが痛いくらいにわかって……切なかった…」
こぼれた涙を指で拭われ、両腕でそっと包み込まれるように、体を抱き寄せられた。



