超イケメン☆ホストクラブ

短い沈黙のあと、

「なぁ…」

と、呼びかけられて、

「なに…銀河…」

と、顔を上げた。

「ひとつだけ聞かせてほしい……」

「うん…」と、うなずく。

「……。……俺の過去の話とか聞いて、

おまえは、俺を見る目が変わったりしなかったのかよ……」

いつもの強気さもなく、そう心もとなげに聞いてくる銀河に、

「ううん…」

と、首を横に振った。

「……変わったりなんかしなかったよ…。

だけど、銀河の気もちが痛いくらいにわかって……切なかった…」

こぼれた涙を指で拭われ、両腕でそっと包み込まれるように、体を抱き寄せられた。