「待てよ…ネタばらしとかって……。
……おまえ、もしかして、何か企んでたのかよ?
いきなり俺に電話寄越したりして、何かと思ってたら……」
流星の笑い顔を、銀河が探るように見た。
「ま、なんでもいいんじゃん? おまえみたいなのには、多少の荒療治も必要ってことで。
じゃっ、お姫様を救うナイトが現われたんで、敵役は姿を消すんで。
これで、めでたし、めでたしだろ?」
茶化すように言って、「じゃーな」と、行きかけた流星は、通りすぎざまに私の耳へ口を寄せて、
「けっこう本気だったっていうのは、マジだから」
と、声をひそめて告げた――。
……おまえ、もしかして、何か企んでたのかよ?
いきなり俺に電話寄越したりして、何かと思ってたら……」
流星の笑い顔を、銀河が探るように見た。
「ま、なんでもいいんじゃん? おまえみたいなのには、多少の荒療治も必要ってことで。
じゃっ、お姫様を救うナイトが現われたんで、敵役は姿を消すんで。
これで、めでたし、めでたしだろ?」
茶化すように言って、「じゃーな」と、行きかけた流星は、通りすぎざまに私の耳へ口を寄せて、
「けっこう本気だったっていうのは、マジだから」
と、声をひそめて告げた――。



