超イケメン☆ホストクラブ

「待てよ…ネタばらしとかって……。

……おまえ、もしかして、何か企んでたのかよ?

いきなり俺に電話寄越したりして、何かと思ってたら……」

流星の笑い顔を、銀河が探るように見た。

「ま、なんでもいいんじゃん? おまえみたいなのには、多少の荒療治も必要ってことで。

じゃっ、お姫様を救うナイトが現われたんで、敵役は姿を消すんで。

これで、めでたし、めでたしだろ?」

茶化すように言って、「じゃーな」と、行きかけた流星は、通りすぎざまに私の耳へ口を寄せて、

「けっこう本気だったっていうのは、マジだから」

と、声をひそめて告げた――。