躰の中の熱はまだ引かない。ふと花帆は自分の鎖骨に触れる。さっきまで熱い唇がここに触れていたのだ。 シャワーの音が聞こえる。花帆は毛布を引っ張り体に巻き付けた。
「どうして、こうなったんだろう…」自分に問うように呟いた。