仮面の下に捕らわれて

あいつが出した条件はこう




・廣太郎を名前で呼ぶこと

・1日一つ言うことをきくこと

・3ヶ月以内に好きな相手を振り向かせ、連れて行くこと














「分かったか?」

「分かったわよ」

「条件が全て成立するまでは婚約者だって事忘れるなよ」

「分かったってば」

「よし、交渉成立だ。期限は1月末日だからな」









廣太郎は代金をウェイターに支払うと、店を出て行った。

あまりの出来事に乾いた口を潤すため目の前に残された冷めた紅茶を口にする。

好みの香りに悔しくて、不覚にも涙が出てしまった。