客人用の大きな革張りのソファにみんなでかけながら、成り行きを見守っていた人々は、ぼやけた顔つきをしていたが、やがてうんうんとうなずいた。
泉に封じられていたので国の政治がわからなくなっていたのだ。
そのうちサフィール王子が、席を立ち、
「リ、いや、彼女はよくやってくれました。正直彼女がいなければ、呪いの長剣は抜くことができなかった……」
「呪い! 私のアレキサンドラはそのように危険なところへ王子を誘い込んだというの」
キッとアレキサンドラを睨むと、彼女はまた口を開けかけた。
どうやらだれも知らなかっただけで、リリアはそうとうな小言やだったと見える。



