すると、
ふわあっと、真っ白なたてがみが現れたので、それにつかまらせてもらった。
夕日に燃える天の下、五人の帰還者が空に舞う。
さすがなアレキサンドラも、王と王妃と宰相と王子と連れ立って歩くのはやや迷惑で、ほぼ全員が寒さを訴えるので早々とリリアの店へと押しかけた。
かと思うと、王は早速注文をつけ始めた。
「嬢ちゃんがださい、友達に会わせられない! っていうんで、今時の衣をしつらえちゃくれないか。あと、風呂な」
王は冗談めかして言った。
何も聞かないリリアにアンジュが微笑みかけた。
「星読みのできるあなたには、前もって知ることができたはずよね? これでも頼りにしてるの」



