~天へ送る風~



『君に、私の親友になってほしくてな!』


 王子はそういったはずだ。

 王子が尽きだした紙には誓約書とあった。

 断じて結婚を誓う書面ではなかったはずだ。

 彼女は真っ向から全力で受けあった。


『一生王子の花乙女として傍らにおります』
 と……