月日はたち

卒業式になった。


「今日320人は卒業します。」



そんな言葉にも涙がでる。


自分の席から先生をみた。


泣いてる先生。

笑顔な先生。

安心してる先生。


そんな中にまさ君もいた。



潤んだ目で私たち卒業生を見ていた。



まさ君も寂しいんだよね?


私も寂しいよ…。


今思えば3年なんて
あっという間だった…。


はやく卒業がしたくて。

まさ君の彼女だって堂々としたくて。



なのにいざ卒業となると
もうちょっと高校生でいたい…

まさ君の…先生の生徒で

いたいなんて思っちゃう。