“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

でも


あたしの
手も
足も
・・・

体全体動かなくて。



すぐにでも
長谷川くんのそばに駆け寄りたいのに


怖くて。


わかりすぎるほどわかっているからこそ、
頭の中が真っ白で。


それは
あたかも


目の前の状況を拒絶しているかのようで。