「遥ちゃんっ」
長谷川くんがあたしの腕をつかんだのは、ちょうど坂を下りきったあたりで。
その衝撃で、あたしの右手の中にあった指輪が、ポーンと孤を描いて、手の中から飛び出した。
「や。
凌っ」
どうしよ。
凌がくれた大事な指輪なのに。
落ちて転がっていったのは、交通量の多い大きな道で。
どうしよ。
車がきたら、壊れちゃうよ。
やだ
やだ。
あたしは
手の中から飛び出した指輪を
すぐにでも取り戻したくて
すぐにでも拾い上げたくて
長谷川くんがあたしの腕をつかんだのは、ちょうど坂を下りきったあたりで。
その衝撃で、あたしの右手の中にあった指輪が、ポーンと孤を描いて、手の中から飛び出した。
「や。
凌っ」
どうしよ。
凌がくれた大事な指輪なのに。
落ちて転がっていったのは、交通量の多い大きな道で。
どうしよ。
車がきたら、壊れちゃうよ。
やだ
やだ。
あたしは
手の中から飛び出した指輪を
すぐにでも取り戻したくて
すぐにでも拾い上げたくて

