“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

椅子の背に手をかけて、後ろを振り返るような格好で座る宏を無視して、遥にメールでもしようとケータイを取り出すと、


「じゃーもーいい!」


すねたような顔をして、宏が前を向いた。


「凌には、すっげぇ情報・・・教えてあげないもんっ」


そう言いつつ、頬を膨らませて、チラッとオレを振り返る。



おまえ
朝から
ウザイ。


そう思うものの。
その様子が、マロンがすねた時の表情とそっくりで、


「・・・なんだよ」


結局
オレって
・・・甘いんだよな。