“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「おい。
由奈」


由奈の後を追いかけてリビングに行くと、由奈は片手でケータイを握り締めて、片手をオレにつきだした。


「口止め料。
エトロバのアイス10個。
それで勘弁してやろう!」


はぁ?


「さもなくば・・・。
み~んなに、バラすよ?」


・・・って。
由奈の腹黒さに付き合うのは、面倒くせぇ。


「言えば?」


「・・・・えぇっ?」


「だから。
言えば?」